五行説について

2016/07/25

今日は、前回の陰陽説に引き続き、「五行説(ごぎょうせつ)」のお話です。
 
東洋医学では陰陽説に加えて、自然界の基本物質を「木」「火」「土」「金」「水」の五つの要素に分け、それぞれが影響しあう事で状態が変化していくと考えます。

プラスに働く五行相生(そうせい)

:植物が成長していく状態。木と木がこすれると「火」が生まれる。
:火が燃えている状態。火が燃えた後には「土」になる。
:大地を表す。土が固まると「金」が生まれる。
:堅く光輝くもの。金の周りには「水」が出来る。
:水が集まると、「木」を養い成長させる。

マイナスに働く五行相克(そうこく)

木→土:木は成長するために土の養分を奪う
火→金:火は熱をもって金を溶かす
土→水:土は固まると水の流れを止める
金→木:金は刃物になると木を断ち切る
水→火:水は火を消す力を持つ

五行説と五臓六腑

東洋医学では人間の体も自然と深く関係しあうものと考え、体の組織機関や精神活動、季節や気候が体に及ぼす影響なども「五行説」と連動させて考えていきます。
 
例えば、人の臓器は大きく「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」に分類します。
美味しいものを食べたときに「五臓六腑にしみわたる」という表現でも使われますね。
 
五臓とは「肝・心・脾・肺・腎」の5つの事を表し、
六腑とは「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」の事を表します。
この五臓六腑を五行説にあてはめると…
「木」は肝と胆、「火」は心と小腸と三焦、「土」は脾と胃、「金」は肺と大腸、「水」は腎と膀胱となります。
 
五臓六腑それぞれの機能に関してはまた別の機会にお話ししますが、今回は陰陽五行説が、東洋医学において自然界の循環や人間の健康考えていく上でとても重要だという事を、わかっていただけたら嬉しいです。
 
 

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