「水」のバランスが崩れるとどうなる?

2016/09/02

「水(すい)」は粘膜を潤すもの

飲食物から作られる、体内の「血」以外の赤くない液体の事を表します。ただの水(みず)ではありません。
東洋医学での正式名称は「津液(しんえき)」と呼び、厳密にいうと「津」と「液」の二つが合わさったものが「津液」になります。
「津」はサラサラの「水」のことを表します。
涙、鼻水、涎(よだれ)や唾(つば)となって粘膜を潤し、いらなくなった「水」は尿や汗となって身体の外に排泄されます。
「液」は粘り気のあるの「水」のことを表します。
関節の動きをスムーズさせる関節液、細胞の中を潤す細胞間液、老廃物を運ぶリンパ液、脳の働きを助ける脳脊髄液(のうせきずいえき)などを表します。
 
水

水が不足した状態「津虚(しんきょ)」の症状とは

肌が乾燥する、髪に艶がなくなる、口が渇く、声がかれる、コロコロの固い便、便秘、舌の形が細くて表面が乾いている…などの症状は「津虚」症状が疑われます。
 

「津虚」の症状が出た時におすすめの食材

イカ、豆腐、蓮根(れんこん)、白菜、しいたけ、セロリ、梨、ぶどう、バナナ、松の実、ごま油…など。
 

水の停滞「水毒(すいどく)」の症状とは

むくみ、身体が重くだるい、朝起きた時に手の指がこわばる、頭痛、鼻水、乗り物酔いしやすい、胃がむかつく、汗や尿が出にくい、関節痛、湿疹、泥のような便または下痢、舌が大きく腫れぼったい、舌に白い苔がつく…などの症状は「水毒」症状が疑われます。
 

「水毒」の症状が出た時におすすめの食材

玄米、小豆、黒豆、はと麦、えんどう豆、そば、海藻、きのこ、ナス、キュウリ、とうがん、アスパラガス紫蘇(しそ)、セロリ、かぼちゃ、じゃがいも、もやし、スイカ、バナナ、緑茶、紅茶、ウーロン茶…など。
(先日、梅雨をテーマにした人の身体も湿気を吸収してむくむ? のコンテンツで紹介した食材に加え、今回は身体を冷やす効果のあるものも入っています)
 
温暖湿潤気候である東アジア諸国に位置する日本は、海に囲まれている上に四季という美しい変化をもたらす季節風の影響を受け、世界の中でも湿度の高い国であります。
時にその湿度は体にとって負担を与える事もありますが、せっかく日本に住むのなら、湿度と上手にお付き合いしていきたいですね。
 
 

水

-東洋医学の基礎
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